コエンザイムQ10 の誕生


のち1957年、アメリカのウイスコンシン大学酵素研究所のクレイン教授らは牛の心臓のミトコンドリアにキノンの性質を持つ黄色い物質を発見しました。実験の結果、この物質がエネルギーを生産するのに必要不可欠な「補酵素」であることがわかりました。


その物質はユビキタス(普遍的)キノンということで「ユビキノン」と名付けられました。

そして、この物質を「補酵素(Coenzyme)」と「キノン(Quinone)」を合わせて「コエンザイムQ10」と名付けられました。

同年、コエンザイムQ10とユビキノンは同じ物質であることがわかり、1年後の1958年にフォルカース博士により化学構造が決定されたのです。


コエンザイムQ10の役割である抗酸化作用は1966年、米国カリフォルニア大学のタッペル教授らによって発見されました。そして、1978年には、英国のミッチェル博士がコエンザイムQ10によるATP生産の仕組みを明らかにし、ノーベル化学賞を受賞しました。